2022年度のテーマ「使命の自覚と自律心を養う」
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鳥取市医療看護専門学校では毎年カリキュラムの一環として課題研究発表会を行っています。課題研究発表会は卒業年度学生が授業や実習の中で学んだ様々なテーマについて口述発表やポスター発表するものです。発表者は学科ごと数名のグループや個人に限られますが、発表会では在校生全員が皆で見て聞いて、さらにお互いの意見を交換する場となっています。本年度は「使命の自覚と自律心を養う」を共通テーマに臨床現場や実習の中から問題を提起し、解析、究明、先行研究論文検索、考察等を行い議論しまとめて発表します。この様な課題研究は臨床現場で日常的に行われており、臨床研究に直結するもので、これからの長い医療人としての礎になります。
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各学科課題研究テーマ
看護学科:看護の基本
看護は、対象者に24 時間援助を行います。その中で、身体的・精神的・社会的苦痛の緩和を行います。ときにはスピリチュアルな苦痛の援助も行います。日常生活援助を通して対象の思いに寄り添い看護観を形成していきます。
理学療法士学科:自ら考え選択する力
業界において主体性を発揮することは、組織や個人の課題解決、目標達成するうえで非常に重要と考えます。研究を通して自ら考え選択する力を養い、社会人に向けた最初の一歩を踏み出すことを期待しています。
作業療法士学科:作業療法の可能性 生活支援への探究
社会環境の変化に対する生活支援は今後の地域包括ケアシステムや子どもたちへの育成においても重要不可欠な課題です。
人生の質を重んじるアプローチとして、作業療法を効果的に実践するための指標を課題研究として提起し、発表したいと考えています
医療福祉総合学科:着実な一歩の積み重ね
医療福祉総合学科では、2 年次から研究を行いました。参考文献を抄読し、研究テーマを選出しました。その後、研究デザインを作成し、アンケートを実施し、分析を行ったうえで、テーマについて着実に一歩一歩積み重ねました。
今回はその成果を発表します。
口述演題
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誰でもできる身近なユニバーサルスポーツの改良~正式なボッチャと身近な材料で作った簡易ボッチャの使用感と一時的気分の比較調査~
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免荷及び足圧中心条件を加えたスクワット動作における膝関節伸展筋の筋活動特性
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夜間せん妄をきたす患者のサーカディアンリズムを整える援助
ポスター演題
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医療事務に携わる職業人として私たちにできること~病院内の環境調整について~
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小学 5 , 6 年生を対象とした子どもの強さと弱さと困難さの アンケー . . .
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中学生の作業機能障害と抑うつ症状の関係性と要因分析~鳥取市の中学生を対象として~
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給食体制の変化に伴う精神面への影響
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後方ジャンプに対する膝関節屈伸筋力の関係性の検討
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運動処方が運動習慣獲得に及ぼす影響
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ペットボトルを使用した呼吸筋トレーニングが呼吸機能に及ぼす影響
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オプティカルフローが歩行速度に変化をもたらす要因
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Physiological Cost Index から検討した 脚長差に対する上り勾配歩行時の影響
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統合失調症患者との信頼関係構築についての一考察
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重症心身障害児(者)における余暇活動の重要性について
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食事摂取量低下をきたしている高齢心不全患者への食事摂取量増加へのアプローチ
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術後の倦怠感がある患者の離床を促すケアについての考察
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食事摂取量低下をきたしている高齢心不全患者への食事摂取量増加へのアプローチ