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学校長の挨拶

下田学校長

鳥取市医療看護専門学校 学校長

下田 光太郎

学校法人大阪滋慶学園 鳥取市医療看護専門学校 学校長

独立行政法人国立病院機構 鳥取医療センター 名誉院長

本校は鳥取県東部病院協会が県東部における看護師、医療専門職の不足を訴え、2012年(平成24年)春に鳥取市長、鳥取市議会に対して医療看護専門学校設立誘致の請願書を提出したことから始まりました。 その結果2015年(平成27年)春に鳥取市と大阪滋慶学園による「公私連携」の元で、鳥取市医療看護専門学校が開校され、以来毎年優秀な卒業生を地域に送り出しています。

本校の目標は地元より多様な人材を募り、看護師、理学療法士、作業療法士、医療福祉専門職を育て、医療現場に貢献できる優秀な人材を育てることにあります。本校の経営母体である学校法人大阪滋慶学園は、建学の理念である「実学教育」、「人間教育」、「国際教育」の実践と「学生・保護者からの信頼」、「高等学校からの信頼」、「業界からの信頼」、「地域からの信頼」という4つの信頼を得られる職業教育機関として、職業人教育を通じて社会に貢献することを教育使命としています。

世界は新型コロナウイルスパンデミックにより、これまでの生活様式や社会生活が大きく変化しました。学校現場においては感染拡大を防ぐ様々な努力は払われています。また教育現場ではWeb授業の導入やICTを利用した様々な工夫が随所に取り入れられています。日本は少子高齢化社会に突入し、大都市への人口集中に拍車がかかり地方の人口減少に歯止めが掛からず過疎化が進行しています。その結果地方の労働人口減少と高齢化が深刻な問題となっています。そうした中でのコロナ過はその矛盾をあざ笑うかの如く、人口集中地域における感染の拡大が顕著となっています。
その解決策の一つが人口の過度の集中を避けることであり、地方への回帰、地方での医療介護の充実です。今、医療や介護の現場にロボットやAIの導入が盛んに試みられていますが、人と人との心の繋がりで成り立つ医療介護専門職はロボットやAIでは完全には置き換えられない職種の一つです。地域において専門的な知識と技量を持ちながら、人と人がつながり、温かさを感じ、癒しを提供できる職業人の育成はまさに当校が目指す教育理念そのものです

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