昼間部 / 3年制
理学療法士は病気やケガ、高齢などによって座る・立つ・歩くなどの動作が困難な患者さんに対して、
運動や物理的な手段を用いて低下・障害された機能を回復させる専門職です。
本学科では理学療法の基礎となる理論・技術とともに、患者さんに寄り添うことのできる人間力を養います。
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1
本校には整形外科やスポーツリハビリ、心臓・脳血管障害リハビリ、高齢者・予防リハビリなど多種多様な専門分野を持つ教員が揃っており、幅広い分野に対応できる理学療法士を育成します。
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2
本校ではアスリートだけでなく、障がい者スポーツ・高齢者スポーツ分野でも活躍できる教育を展開し、より高度で専門的な知識・技術が身につきます。
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3
海外ならではのスケールの大きな施設や、最先端の技術にふれるとともに、日本との違いやその背景について考えていきます。現地での講義や実習、現地の人々との交流も新しい発見であふれています。
93.8%
※2018~2020年
国家試験合格率平均
100%
※2020年3月
卒業生実績
■医療機関
昌平会大山リハビリテーション病院、尾﨑病院(尾崎病院)、清生会谷口病院、県立厚生病院、明和会医療福祉センターウェルフェア北園渡辺病院、智頭病院、橋本外科医院、東浩会石川病院、平病院、清風会日本原病院、国立病院機構中国四国グループ、西宮回生病院、はぁとふる運動器ケアしまだ病院、ささき会藍の都脳神経外科病院 ほか
■福祉施設
真誠会、あすなろ会、さとに田園クリニック、こうほうえん、仁厚会、中部福祉会 ほか
■医療・福祉企業
エルスリーフィットネスデイ湖山、でんでん倶楽部 ほか
■一般企業
トレーニングスペースアロー ほか
こちらもCHECK!
水治療室(5F)
患部を温めたり冷やしたり、水の浮力を使ってリハビリを行う技術を学習します。
機能訓練・治療室(5F)
病気により体の一部が動かなくなったり、骨折などによって固めた腕の関節を動かしたりするためのリハビリの方法を学習します。
運動生理学実習室(5F)
実際のトレーニング機器を使用して、効果測定などのリハビリの方法を勉強します。
人体の構造や疾病の成り立ちなど基礎的な医学知識の習得に努め、医療人になるための第一歩を踏み出します。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1限 09:00~10:30 |
ー | 統計学演習 | 英語と英会話 | 情報科学と統計学 | 解剖生理学(内部系) |
2限 10:40~12:10 |
病理学 | 運動学 | 運動療法学 | 動作学 | 理学療法概論 |
3限 13:10~14:40 |
体表解剖学 | 内科学 | リハビリテーション医学 | 物理療法学 | 人間発達学 |
4限 14:50~16:20 |
体表解剖学 | 機能障害学 | 神経内科学 | HR | 整形外科学 |
本格的に理学療法の検査や治療方法を学び、実習も経験することで理学療法士になるための意識を高めます。
1・2年次の学びを活かして、臨床実習に取り組み、実践力を身につけます。また国家試験合格に向け準備します。
効果的な理学療法を提供するために、リハビリ機器を用いて検査・測定を行い、結果を分析して、科学的根拠を追求します。
身体の運動を科学的に捉え、機能回復に応用する治療方法を学びます。
スポーツに関するリハビリを習得。どんなケガが起こりやすく、どんなリハビリを行うのかを競技別に学びます。
授業を詳しく紹介!
理学療法士学科
土居 潤平 先生
国家資格取得にとどまらない幅広い知識・技術を指導します。
学内の授業では国家資格取得に向けた知識のみならず、医療従事者としての倫理観や社会性を身につけることができます。また、臨床実習では現場で活躍する様々な理学療法士から意見をいただくことができ、広い視野と考え方を受け入れて柔軟なスキルを習得できます。医療福祉分野はもとより、障がい予防・健康増進分野での即戦力となれるよう、本校ならではの多様なカリキュラムが充実しています。在学中から興味のある分野は積極的に学んでほしいと思います。
理学療法士学科
青木 皆人 さん
(鳥取県立倉吉総合産業高等学校 出身)
先生方それぞれの専門性を活かし、幅広いリハビリを学べるのが魅力です。
3年という短い期間で理学療法士の国家試験の受験資格を取得でき、いち早く現場に出られることからこの学校を選びました。鳥取県内で働きたいので、周辺に位置する病院・福祉施設で臨床実習が受けられることも決め手の一つです。理学療法士学科の特色は、脳卒中リハ、整形外科・スポーツリハ、地域リハ、心臓・循環器リハ、予防・高齢者リハなど、先生方の専門性を活かした幅広いリハビリが学べること。将来は多くの患者さんに信頼される理学療法士になりたいです。
独立行政法人 国立病院機構
鳥取医療センター勤務
Y.Oさん(2019年 理学療法士学科)
鳥取県立八頭高等学校 出身
Q.今の仕事について詳しくお聞かせください。
現在は回復期と重症心身障がいの患者様を担当し、日常生活動作が向上するように訓練を行っています。仕事をするうえで大切にしているのは、入院前の生活に近づけることではなく、その人らしい生活を送ってもらえるように目標設定を置くこと。自分が考えた訓練で患者様の笑顔が広がった時は私もうれしいです。
Q.本校の学びで役立っていることや印象に残っていることは?
国家試験に向けた知識・技術の指導だけでなく、患者様に対する介助方法や訓練方法など実践的な授業が数多くあり、就職後も活用しています。また、海外研修での人体解剖は医療人として貴重な体験となりました。
医療法人社団 三樹会
デイケア「まめ助」勤務
I.Tさん(2019年 理学療法士学科卒業)
鳥取県立鳥取湖陵高等学校 出身
Q.今の仕事について詳しくお聞かせください。
利用者様の在宅生活が安全に行えるように、身体能力の向上、精神機能の安定に向けた訓練のほか、生活環境の設定、福祉用具の選択などをアドバイスしています。他者と話す機会が少なく部屋にこもりがちな方や、生活に対して不安をお持ちの方に、デイケアを通して楽しみのある生活を提供することが私のやりがいです。
Q.本校の学びで役立っていることや印象に残っていることは?
デイケアでは様々な疾患をお持ちの利用者様がいらっしゃるため、在学中に得た幅広い知識・技術が役立っています。また、海外研修で日米の医療の違いを体感できたことで理学療法士としての視野が広がり、今につながっています。