理学療法技術論
現場を想定した環境の中で、
様々な援助・指導法を実践。
先生やクラスメイトを対象者に見立て、現場を想定したロールプレイング形式の演習を行います。
学生たちは様々な技術をしっかりと習得したうえで、3年次には長期にわたる臨床実習にのぞみます。
車椅子からベッドへ、またベッドから車椅子への移乗の際、対象者が床に転落すれば骨折などにつながる恐れがあります。そこで力に頼らず、安全・確実に移乗を行う手順とテクニックを習得します。
メジャーで手や脚の長さや太さを計測し、筋肉の状態などをチェックします。正しく評価を行うために、メジャーの使い方や各筋肉の計測位置などをしっかりと習得します。
その他にも、ゴニオメーターという器具を用いて関節の可動域を計測したり、チルトテーブルを用いて立つための練習や下肢筋力の増強、バランス練習などの指導方法を学びます。
対象者の状態に合わせて様々な訓練を実践。平行棒を用いながら安心して歩く練習や、歩行訓練用階段を使った脚力や持久力、バランスのトレーニング方法などを身につけます。
ウォーキングマシーンと身体に取り付けたセンサーを連動させて、対象者の歩行状態を観察。同時に歩行時の身体の動きがパソコンへと転送され、筋肉や骨の動きを細かく分析していきます。
各種リハビリを指導した学生だけでなく、対象者の役を担った学生からも「ここを支えてもらうと安定して怖さがなかった」など感想を伝え、次回からの演習につなげます。