各学科課題研究テーマ
看護学科:「看護のこころ」~大切な想いを見つめて~
ヘンダーソンは、著書の中で『看護婦は自分の患者が何を欲しているかを知るために、彼の《皮膚の内側》に入り込まねばならない』と述べています。医療技術が進歩し、経済と社会の電子化がすすむ時代になっても、看護師として決して忘れてはならないもの、それが『看護の心』です。
看護学科では、学生個々が、患者の《皮膚の内側》に入り込んで患者の身体的、精神的、社会的欲求をアセスメントします。そして、自分が実践した看護技術やケアを振り返り、看護のコアとなる部分を導きだして発表します。
作業療法士学科:臨床の礎
臨床で大切なことは、作業療法の流れに従って忠実に治療を進めることです。その始まりは、対象者の全体像を把握するための評価であり、生活場面においては生活環境を設定することです。そこで、適切な評価方法の習得と生活環境の設定への思考展開について、今までに学んだ授業と実習から集大成します。
理学療法士学科:探求と創造
効果的なリハビリテーションを提供できるようになるため、常に的確な知識や技術を求めて探求していく態度が必要です。また、対象者の方々が、再び笑顔を取り戻し、「生活の再建」に向うための援助のできる医療者となるため、創造性を発揮しながら最初の一歩を踏み出すことを期待して「探求と創造」としました。
言語聴覚士学科:経験を学びに変える
私達は、先人の知見から知識や技術を学び、患者様に提供しています。研究には常に“患者様のため”という目的があります。そのために、これまで学生は「より的確な評価」、「より効果の訓練」を提供したいという想いを抱き学び続けました。今までに経験したことを形にして、新しい知識を自ら作り出す喜びを是非感じてもらいたいと思います。
口述演題
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ペーシングボードの使用のイメージが健常発話者の音読速度に与える影響
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筋力トレーニングと温熱療法を用いた腹部周径の変化
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起立動作直後の重心動揺から見た手すりの検討
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有資格者である理学療法士と学生との 関節可動域検査における信頼性に関する検討
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視聴覚教材の開発における作業療法評価の学習効果の検証
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私たちの考える住み良い街づくり -作業療法士の学生によるバリアフリー点検を踏まえて-
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関節リウマチ患者の箸操作向上を目指した取り組み -少しの工夫が笑顔を増やす!-
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胃瘻造設している患者の看護 -基本的ニードの考察-
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慢性心不全(終末期)による意欲低下のある患者の看護 -輝いていた人生に視点を当てて-
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重症心身障がい者への倫理的アプローチ