1年3か月ぶりの代表復帰で再び…サッカー熊坂光希選手の膝負傷から考える「膝のケガとリハビリ」

2026年9月28日に行われたサッカー国際親善試合「日本対ベネズエラ戦」。
ファンが待ち望んでいた瞬間が訪れました。MF熊坂光希選手が、1年3か月ぶりに日本代表のピッチへと帰ってきたのです。
熊坂選手は昨年6月、北中米W杯アジア最終予選の練習中に「右膝前十字靭帯(ACL)断裂」という大ケガを負い、長期離脱を余儀なくされていました。
厳しいリハビリを乗り越えて掴んだ待望の代表復帰でしたが、投入からわずか6分後、左膝を痛めて途中交代となる痛ましい事態が発生しました。
アスリートにとって膝のケガはなぜこれほどまでに重く、そしてどのような復帰へのプロセスが存在するのでしょうか?
今回は、サッカー選手に多い「膝のケガ」と、復帰を陰で支える理学療法士(PT)の役割について解説します。
なぜサッカー選手は「膝のケガ」が多いのか?

サッカーは、ダッシュ・急停止・方向転換(カッティング)・ジャンプの着地など、膝関節に急激な負担がかかる動作が非常に多いスポーツです。
特に「前十字靭帯(ACL)」は、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)をつなぎ、関節のグラつきを防ぐ重要なパーツです。
これが断裂すると、単に「痛い」だけでなく、関節の安定性が失われ、正常なプレイができなくなってしまいます。
膝の主なケガと回復の目安
-
前十字靭帯(ACL)断裂:手術+約8〜12か月の長期リハビリが必要
-
半月板損傷:引っかかりや痛みを伴い、縫合や切除の手術を行うケースが多い
-
内側側副靭帯(MCL)損傷:軽度〜中等度の場合は保存療法(固定とリハビリ)で回復を目指す
熊坂選手のように、一度大ケガを負った後に反対側の足を痛めてしまうケースは、スポーツ現場では珍しくありません。
かばう動作や筋力バランスの変化など、複雑な要因が絡み合うためです。
膝の大ケガからピッチへ復帰するための「リハビリ段階」
前十字靭帯断裂などの大ケガから競技復帰を果たすためには、理学療法士による専門的なリハビリプログラムが不可欠です。

1. 急性期(術後〜初期)
-
炎症や腫れを抑え、膝がしっかり伸びる・曲がるような関節可動域の確保
-
太もも前側の筋肉(大腿四頭筋)の収縮トレーニング
2. 回復期(歩行・筋力強化)
-
体重をかけるトレーニングやジョギングの開始
-
筋力の左右差をなくし、体幹や股関節・足首を含めた全体のバランス調整
3. 復帰期(アジリティ・競技特有動作)
-
急ストップや方向転換、ジャンプ着地などの動作分析・再獲得
-
再発予防のためのフォーム修正や負荷管理
トップアスリートの復帰劇の裏には、こうした膨大なステップを一つずつ選手と共に歩む理学療法士の存在があります。
選手の「もう一度プレイしたい」を支える理学療法士という選択
熊坂選手のように、ケガと闘いながら挑戦を続けるアスリートの姿は、多くの人に感動を与えます。
そして、その復活のプロセスを最も近くで支え、選手と痛みを分かち合いながらゴールを目指すのが理学療法士です。
理学療法士は病院やクリニックだけでなく、スポーツチームやリハビリ施設など活躍の場が広がっています。
「スポーツが好き」 「ケガに苦しむ人を支えたい」 「人の役に立つ一生モノの国家資格を取りたい」
そう考えているなら、理学療法士という進路は間違いなく大きなやりがいを感じられる道です。
鳥取でスポーツ&医療に関わる理学療法士を目指すなら
鳥取市医療看護専門学校の理学療法士学科では、解剖学や生理学といった基礎知識はもちろん、実際のスポーツ現場や医療現場で役立つ実践的なリハビリ技術を学びます。
-
3年間で国家資格「理学療法士」を目指せるカリキュラム
-
地元医療機関やスポーツ現場との連携による豊富な実習
-
丁寧な国家試験対策と高い就職実績
あなたも「スポーツを支える医療のプロ」への第一歩を踏み出してみませんか?
理学療法士の体験授業や、スポーツリハビリに触れられるイベントを実施しています。






