【理学療法士が解説】久保建英の左膝負傷は内側側副靭帯損傷か?重症度と復帰時期を徹底分析

はじめに
北中米W杯に出場している日本代表の 久保建英選手 が、オランダ戦で 左膝を負傷して途中交代 しました。 日本サッカー協会は「MRI検査の結果、左膝の負傷が認められた」と発表。
試合映像からネット上では 「内側側副靭帯(MCL)損傷では?」 という声が多く、実際に膝の動きからもその可能性があると考えられます。
本記事では、理学療法士の視点から
久保建英選手の負傷状況
・内側側副靭帯損傷(MCL)の特徴
・重症度と復帰時期
・W杯への影響
再発予防のポイント をわかりやすく解説します。
久保建英の負傷状況(事実ベース)
・オランダ戦で相手との接触後、左膝が内側に折れ込むような動きが確認
・その直後に倒れ込み、プレー続行が困難に
・試合後、車椅子で移動している様子があり、痛みが強いと推測
・日本協会は「MRIで左膝の負傷を確認」と発表
・具体的な靭帯名は公表されていない
膝が “内側に入る(外反ストレス)” という受傷機転は、 内側側副靭帯(MCL)損傷の典型的なパターン です。
内側側副靭帯(MCL)損傷とは?

MCLは膝の内側にある靭帯で、 膝が内側に倒れ込むのを防ぐ役割 を持っています。
サッカーでは
・接触プレー
・タックル
・着地の乱れ などで損傷しやすい部位です。
MCL損傷の特徴
・膝の内側の痛み
・内側の腫れ
・膝の不安定感
・歩行時の痛み
・曲げ伸ばしで痛む
MCLは血流が比較的良く、自然治癒しやすい靭帯 でもあります。
MCL損傷の重症度と復帰期間(一般論)

Grade1(軽度)
・靭帯の微細損傷
・歩行可能
・内側に押すと痛い
・復帰:1〜3週間
Grade2(中等度)
・靭帯の部分断裂
・歩行痛・腫れ
・内側の不安定性
・復帰:4〜6週間
Grade3(重度)
・靭帯の完全断裂
・膝が不安定
・強い痛み
・復帰:8〜12週間(手術の可能性も)
今回の久保選手は
・歩行困難
・内側に入る受傷機転
・MRIで損傷確認 という点から、Grade1~2の可能性が高い と推測されます(一般論)。
久保建英はW杯に間に合うのか?(理学療法士の見解)
結論:グループステージは厳しいが、決勝トーナメントは可能性あり
理由は以下の通り。
・MCLは自然治癒しやすい
・Grade2でも 4〜6週間で復帰 が一般的
・W杯期間中に回復が進む可能性が高い
・ただし、膝の不安定性が残ると再発リスクが高い
無理に早期復帰すると、 半月板損傷やACL損傷のリスクが上がる ため慎重な判断が必要です。
MCL損傷のリハビリ(一般的プロセス)
0〜1週:炎症期
・安静・アイシング
・膝の内側の腫れ・痛みの管理
・必要に応じてサポーターや松葉杖
・膝を伸ばした状態の保持
1〜3週:可動域・筋力回復
・大腿四頭筋の再教育
・膝の曲げ伸ばしの改善
・股関節周囲の安定性トレーニング
・自転車エルゴ開始
3〜6週:競技復帰準備
・ランニング開始
・方向転換
・ジャンプ・着地動作
・キック動作の再獲得
6週〜:実戦復帰
・チーム練習合流
・試合形式
・実戦復帰
再発予防のポイント(理学療法士視点)
MCL損傷は再発しやすいため、以下が重要です。
・内側広筋(VMO)の強化
・股関節内転筋の安定性向上
・体幹の安定性
・接触プレー時の姿勢改善
・疲労管理(連戦回避)
・膝の内側に入る動作の修正(ニーイン改善)
久保選手は細かいターンやカットインが多いため、 膝の内側に負荷がかかりやすいプレースタイルです。
復帰後はフォーム改善も重要になります。
まとめ
・久保建英はオランダ戦で左膝を負傷
・映像から 内側側副靭帯(MCL)損傷の可能性がある
・MCL損傷は自然治癒しやすく、4〜6週間で復帰可能
・W杯グループステージは厳しいが、決勝Tは可能性あり
・再発予防には股関節・体幹の安定性が重要
・無理な早期復帰はリスクが高いため慎重な判断が必要





