2月22日はスニーカーの日!理学療法士が語る「一生歩ける靴」の選び方【ガチの構造うんちく付】

2月22日は、語呂合わせ(222=スニーカー)から「スニーカーの日」。
NIKEのエアジョーダンやエアフォース1、NEW BALANCEの990シリーズ、ADIDASのスタンスミス、CONVERSEのオールスター……。
名作と呼ばれる一足には、それぞれ語り継がれるデザインと歴史がありますよね。
でも、理学療法士の視点でこれらを見ると、実は「足の健康」や「歩き方」への影響もそれぞれ全く違うんです。
今回は、スニーカー好きなら知っておきたい名作モデルの「構造うんちく」をプロの視点で解剖します!
1. NEW BALANCE 1300:理学療法士も唸る「安定性」
スニーカー界のロールスロイスとも称されるニューバランスの「1300」。 実はこれ、理学療法士の目から見ても「歩行の安定性」がズバ抜けています。
特に1300は、かかとから土まずにかけての「ミッドソール構造」が非常に強固。かかとが接地した瞬間のグラつきを抑えるヒールカウンターの剛性が高く、医学的に見ても「正しい歩行をサポートする」ための機能が詰まった、まさに一生モノの構造です。
2. NIKE エアフォース1 & エアジョーダン:バスケ由来の「ホールド力」
もともと激しいステップを踏むバスケットボールシューズとして誕生したこれらのモデル。
特徴は、足首周りのホールド感と、厚みのあるカップソールです。
理学的なポイントは、その「ソールの硬さ」。 柔らかすぎないソールは、実は長時間の立ち仕事でも足裏のアーチが疲れにくいというメリットがあります。
ただし、履き始めは「MP関節(足指の付け根)」の屈曲が硬いモデルもあるため、しっかり紐を締めて足と一体化させることが、疲れを防ぐコツです。
3. スタンスミス & オールスター:究極の「シンプル」と「歩行」
ADIDASのスタンスミスやCONVERSEのオールスターのようなローテクスニーカー。
これらはソールがフラットで地面の感覚が伝わりやすいのが特徴です。
理学療法士的に注目したいのは「足指の力」。 ハイテクなクッションがない分、自分の足の筋肉(内在筋)を使って地面を蹴る必要があります。
足のトレーニングには良い反面、扁平足気味の人が長時間歩くときは、市販のインソールを入れて「アーチサポート」を足してあげると、一気に理想的な歩行靴に化けます。
4. エア マックス:衝撃吸収の「科学」
NIKEの代名詞、ビジブルエア。 理学療法の現場でも、膝や腰に痛みがある方には「衝撃吸収」を重視したアドバイスをすることがあります。
エア マックスのような大型のエアユニットは、かかと着地時の衝撃を物理的に分散してくれます。
ただし、モデルによっては「重心の高さ」が出るため、足首が不安定な人は、しっかりとしたヒールカウンターを備えたモデルを選ぶのが、プロが教える「失敗しないエアマックス選び」です。
靴底の減り方は「あなたの体の通知表」
どんな名作スニーカーを履いていても、アウトソールの減り方は嘘をつきません。
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外側だけ削れている: 荷重が外側に逃げる「内反」傾向。
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内側だけ削れている: アーチが落ちている(扁平足)サイン。
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左右で減り方が違う: 骨盤の歪みや歩行の左右差があるかも。
理学療法士は、この摩耗具合を見るだけで、その人の将来の痛みのリスクを分析します。アウトソールは、いわば「あなたの歩行のログ(記録)」なんです。
医療の視点で「名作」を愛でる
スニーカーのデザインを楽しむだけでなく、その「構造」がどう自分の体を支えているかを知る。
理学療法士の仕事は、そんな「歩行のメカニズム」を科学し、人々が一生自分の足で歩けるようにサポートすることです。
2月22日のスニーカーの日。 あなたの足元にあるその一足、一度裏返して、じっくり観察してみてはいかがでしょうか?





