母性看護学実習
新生児に必要な援助を、人形を用いて演習。
新生児は生きていくためのすべてを、母親と看護師にゆだねます。
そこで、赤ちゃんのモデル人形を用いて抱き方や沐浴、授乳などをくり返し練習し、
援助に必要な知識・技術を確実に身につけていきます。
聴診器の構造を知り、正しい使用方法を理解し、実践します。この日は聴診器で赤ちゃんの心拍数を計測しました。そのほかにも、体温や呼吸数などの計測も行います。
沐浴は赤ちゃんを入浴させて清潔を保つだけでなく、全身の状態を観察する目的があります。母親に対して沐浴指導も行うため、手順をしっかりと習得しておく必要があります。
首のすわっていない赤ちゃんの抱き方のポイントを理解します。実際の赤ちゃんをイメージしながら語りかけることで母性が養われ、学生一人ひとりが自然と笑顔になります。
哺乳瓶を用いた清潔で正確な調乳方法(ミルクづくり)を学びます。その後、モデル人形を通して赤ちゃんの特徴を理解し、最適な姿勢や角度を保ちながら授乳を行います。
赤ちゃんの沐浴や抱き方などは座学で理解していても、実習では思うようにできないことがあります。モデル人形といえども、学生たちは身が引き締まる思いで取り組んでいます。