TCMN
Nightingale Light the Capping Ceremony
「戴帽式」は、ヨーロッパにおいて修道女がいばらの冠を被り、一生を神に仕える誓いをたてたことに由来すると言われており、ナースキャップは看護師のシンボル、キャンドルの灯はクリミア戦争での病院のランプを意味し、ナイチンゲールの献身的な看護の精神を表します。待望の儀は、そのナイチンゲールの精神を受け継ぐ一人となった証でもあります。
最近ではナースキャップが医療機器に当たって誤作動をおこしたり、感染源になったりするとの研究結果から、戴帽式を行わない学校も増えました。しかし、本校は滋慶学園グループの一校として「実学教育」「人間教育」「国際教育」の実践を基本理念とし、この式典はその実践の中でも特に教育効果の高い、一つの授業であると
考えています。また、今まで育てて頂いた保護者の皆さま、その他お世話になった方々に対して、決して一人では
生きてきたわけではないことを振りかえるという意味でも大切にしたい式典だと考えております。
われはここにつどいたる人々の前に
おごそかに神に誓わん。
わが生涯を清く過ごし、
わが任務を忠実に尽くさんことを。
われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、
悪しき薬を用いることなく、
また知りつつこれをすすめざるべし。
われはわが力のかぎり、わが任務の標準を
高くせんことをつとむべし。
わが任務にあたりて、
取り扱える人々の私事のすべて、
わが知りたえる一家の内事のすべて、
われは人にもらさざるべし。
われは心より医師をたすけ、
わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。